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水中ビデオ基地



 ネイチャー・ネットワーク構想の実現に向けて、スポング博士は、オルカラボから2キロメートルほどのところにあるクレイクロフト・ポイント(CP)と呼ばれる岬に、94年に水中ビデオ基地を設置しました。CPはジョンストン海峡とブラックニー・パスの合流点に近く、ここでオルカたちは岸に近いところを通るのです。
 また、この近くにはケルプが群生していて、多彩な生命にあふれています。夏の間は4台の水中カメラが沈められ、水中の多様な生き物たちの様子をうつす「窓」の役目を果たします。ときには、オルカやその他の海洋哺乳類の姿がうつることも。カメラがうつしだす色鮮やかななケルプの「森」の多様な生き物たちの姿をお楽しみください。また水上カメラでは、海面に姿を現すオルカたちの姿を追います。夏のライブでは、この基地からの水中映像とあわせて、水上カメラの映像もお届けしています。

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