協力企業・団体

ネイチャーネットワーク オルカ・ライブ・プロジェクトは、以下の企業・団体のサポートによって制作・運営されています。
技術提供
株式会社 Jストリーム
http://www.stream.co.jp
技術協力
株式会社ドリームバード
協力団体
OSS(オルカラボ・サポート・ソサエティ)


※オルカライブは2000年〜2005年度まで、株式会社NTTデータの協賛により
運営を続けることができました。ここに感謝をいたします。
6年間にわたり活動を支えていただき、本当にありがとうございました。








「こちらヒューストン、アポロ、調子はどうですか」
小学生の頃、TVで放送されたアポロ宇宙船からの映像。
それは時空を超えて送られた手の届かない現実、未来だった。
スポング博士が水族館を辞してハンソン島で野生のオルカを研究し始めたのもその頃だ。
30年が経ち、私たちはその頃の未来を手に入れた。
アポロを支えた通信技術を用いて、私たちは野生のオルカの姿を見、声を聞く。それはやはり手の届かない現実である。切手大のスクリーンにこれほど感動するとは想像もつかなかった。
博士自身が30年間追い求め、今でもそのすべて手に入れることができないオルカの本当の姿の一角を私たちは同時に見聞きしているのだ。
観測カメラのあるクレイクラフト島に設置されたコンピュータに東京からログインする。
コマンドを叩くと約1秒後にディスプレイに表示される文字......未来までの距離を感じる時だ。
スポング博士との出会いと、この偉大な仕事をお手伝いできることに感謝します。

株式会社ドリームバード 稲垣 誠二

http://dreambird.co.jp









「嵐の夜、ハンソン島より。ポール」
 何年も前の冬の日、スポング博士から受けた電子メールにあったなにげない一言に、私は強い感銘を受けました。端末の向こうのジョンストン海峡と自分との繋がりが、急激に生々しいものに感じられたのです。当時、私はまだジョンストン海峡を訪れたことはなく、ジョンストン海峡のオルカやスポング博士は、本や映像作品の中の住人でした。それが突然、自分と同じ時を生きるものとして実感できるようになった。
 たとえその場にいなくとも、ジョンストン海峡と自分が同じ時を共有していることを意識できるメディアがあれば、はるかかなたに生きるものの世界と、自己をとりまく世界との繋がりを、理屈でなく身体で認識することができる。そのことを、私は身をもって理解しました。このときに直感した、オルカが生きる世界と私が生きる世界との連続性は、のちに実際にジョンストン海峡を訪れた時に感じたものと、本質的に同じでした。

OSS 長束芳彦

http://www.ne.jp/asahi/oss/web/